武漢の土産-漢繍

    2013-06-03

  漢繍の盛ん地は主に荆沙、武漢、洪湖一帯だ。その作品は何回も北京に出展し、パリ、ワルシャワなどの国際展覧会においても、好評を得られた。

  漢繍は、戦国時代(403B.C.-221B.C.)の楚の国の刺繍工芸を元に、南北の工芸技法を取り入れて、また鮮明な地方の特色も有している。針の使い方もほかの四代刺繍(蘇繍、蜀繍、湘繍、広繍)と異なり、敷、平め、編み、挟み、押し、綱、混ぜ、曲げ、嵌め、隔て、留めなどの伝統技法を使い、「平金挟繍お」を主要表現形式として、重ごとに色づかせている。また、模様の充実感と艶やかさを重んじ、枝に花、花に葉、葉に枝など、「花無正果、熱闹為先」(花に実りがなくてもよい、充実感があればよい)の美思想がこめられていて、勢いよく、色鮮やかだ。

  春秋時代の中期から戦国時代まで、楚の国の刺繍品はシボリヤまで売られたことから、当時の刺繍業の発達さを窺える。南方の絹織物は当時の中国の絹織物の最高技法を代表している。

  漢繍の全盛期は清代の末期。咸豊の時代、漢口に織繍局が設けられ、各地から刺繍人を集め官服と装飾品を作らせていた。清代の末期、武昌の営坊口、塘角、白沙州、積玉橋和と漢口の黄陂街、大夹街一帯で、たくさんの刺繍店があり、漢口には「刺繍街」まである。当時の漢繍製品は主に三種類に分類している。嫁入りのために使う刺繍の服、枕、カーテン、蚊帳の縁、刺繍靴、頭巾、エプロン、財布などの生活用品、そのうち、漢口の刺繍衣装がとても有名だ。次は壁掛け、母屋、屏風、彩帳、堂彩、龍衣、ライオンの皮、衣装や道具などの装飾品。最後は御袍、袈裟神、彩幡など伝統行事を行う時に使う品々。

  80年代、漢刺繍製品は、元の民間刺繍品と数限られる中国伝統劇の刺繍服から、蚊帳の簾、マント、布団の表、枕カバー、衣服、大幅、母屋、条屏、折り、揺件と屏風など10数品目まで発展してきた。