武漢の民俗-煮込みスープ

    2013-06-07

  武漢市民は煮込みスープが好き

  レンコンと排骨(骨付きばら肉)の煮込みスープは武漢でもっとも特色のある料理だ。武漢市民は煮込みスープが好きだ。1週間飲まないと「油が乾いた」(油を飲みたくなる)と感じられる。すなわち、おなかに油がないということだ。ほかの地域では、排骨はあまりよく売れていないため、値段が安いが、武漢ではその値段が肉より高いこともある。武漢人が夜中から早起きして、列を並んで排骨を買い求める光景は他の地域の人にはおそらく理解できないだろう。

  煮込んだスープで客をもてなす

  多くの地域で、一般的には豚肉を骨の付いたままで売っている。しかし、肉を買いたい人は骨がほしくないから、骨の少ない肉を買うために、なるべくおなじみのところで買うようにする。ところが、武漢は違う。人々はみんな骨が買いたい。特に排骨(骨付きばら肉)である。供給量が少ない時、武漢市民は早起きしたり、仲のいい人に頼んだりするとか、排骨を買うためにいろいろ工夫をする。それは武漢市民は来客をもてなす時に、よく排骨の煮込みスープを使うからだ。大切な来客に排骨の煮込みスープを出すのが必須で、それがないと、大変失礼なことになる。客のもてなし方のレベルも下がることになる。主人は親切でなく、気前がよくないと思われてしまう。来客も自分が冷たくされたと思ってしまう。伝統的なもてなし方としては、スープを一つの料理として出すのではなく、食事の前に出して、来客に肉とスープを味わってもらう。食べた後に、親切な主人はまた来客にもう一杯はいかがですか、と勧めるのだ。

  来客をもてなす時に使うほか、武漢市民もよく排骨の煮込みスープを作って食卓を充実させている。また、病気になった人や妊婦に栄養補給するためによく使う。特に妊婦や病人にいいとされている。